ブランド説明
1945年、Pierre Balmain(ピエール・バルマン)氏によって設立された、フランスのラグジュアリーブランド。
創設者のピエール・バルマンは、1914年、フランスのサヴォワに生まれます。
紳士服の卸業に携わる父親と、ブティック経営に携わる母親の影響を受け、幼少時代より洋服に強い関心を持って育ちます。
パリ国立美術学校で建築を学んだ後、幼い頃から身近にあった、ファッション・モードの道に進み、1934年からエドワードモリヌーのメゾンで働き、その後の1939年からルシアン・ルロンのメゾンでモデリストを担当。
1945年、自身の名を冠した「ピエール・バルマン」を設立。
1950年代には、パリ・オートクチュール黄金時代の中心人物として活躍します。
顧客には、女優のエヴァ・ガードナー、ヴィヴィアン・リー、マレーネ・ディードリッヒ、ブリジッド・バルドーなどといった、当時の錚々たる顔ぶれ大女優達が名を連ねます。
映画や舞台の衣装も積極的に手がけていて、舞台演劇の世界では最高の賞であるトニー賞の衣装デザイン賞も受賞しています。
1982年のピエールの死去後は、エリック・モルテンセンやオスカー・デ・ラ・レンタ等がデザイナーに就任し、生前のピエールが表現していたクラシカルなエレガンスを継承。
その後、2004年より一時的にショーを休止した後、2006-07AWシーズンより2011-12AWシーズンまではクリストフ・デカルナンを迎えてプレタポルテを再開。
クリストフによって生み出されるコレクションは、よりモダンでトレンド感に溢れながらも、オートクチュール的なディテールを用いることにより、バルマンという名にふさわしいエレガンスを表現して世界中で注目を集めます。
2011年、オリヴィエ・ルスティンが、レディス&メンズのデザイナーに就任。
現在でも有名モデルやセレブなどの愛用者が多く、評価はさらに高まっています。