ブランド説明
現在多くの軍用時計や航空機の安全灯などに使用されているtrigalight(トリガライト)の開発、製造を行っている、スイスのmb-microtec(MBマイクロテック)社のオリジナルブランドです。
1988年、当時アメリカ軍で採用されていたトリチウム・ペイント・タイプの時計から規定以上の放射能が計測され、アメリカ国防省は早急に今までのミルスペック(軍指定装備規定)の改訂を実施。
正規納品業者たちは、新しい規定に合った、安全で正確な時計を造る必要に迫られます。
正規納品業者の1社だったStocker & Yale(ストッカー&イエール)社は …続きを読む
Mb-microtec社の歴史は1918年までさかのぼります。
Mert氏とBenteli氏がスイスの首都ベルンにて、時計産業向けに蓄光性塗料の製造と供給を請け負う会社を創業しました。
彼らにとって最も重要な素材である良質の放射性物質を、その道のパイオニアでノーベル賞(物理・化学)受賞したキューリー夫人の経営する会社より直接原料を買いつけていました。
その後の世界恐慌を乗り越え、mb-microtecの名の下に会社を統一。
その後、トリチウム・ガスをガラス管に注入し自己発光するトリガライトを開発し、供給する業界最大手の企業として現在に至ります。
mb-microtec社が生産するトリガライトは米国のあらゆる工業製品の標準規格を規定、管理、承認する団体であるANSI(アメリカン・ナショナル・スタンダード・インスティチュート)の厳格な品質規定を満たしている唯一の自己発光(トリチウム・ガスを充填した小型ガラスチューブで常に自己発光し続ける)システムです。
放射性物質を放出することなく自己発光を可能にしたトリガライト・システムは従来の蛍光塗料と比べ、100倍近い視認性を実証し、各国の特殊部隊をはじめ軍や警察などの様々なミッションや機関で正式採用されています。
また、現在80以上の時計ブランドにトリガライト・システムを供給している実績も、その品質への信頼の証です。
トリガライトは10年間の夜間視認性が保証されています。
また、トリチウム・ガスが発する緑色の光は人間の目に最も優しい光の波長であるといわれています。